ノルドキルヒェン城

※2020年夏の回顧録です。

コの字型のお城が大きな中庭を囲むことから、ドイツのベルサイユ宮殿と呼ばれている、ノルドキルヒェン城。

1700年頃に貴族のために建てられたバロック様式の住居です。

日本人にはメジャーじゃないようで日本語での情報はほとんど?ないようですが、英語Wikipediaで詳細を確認できます。ドイツ国内では、観光地として有名だそうです。

案内板の上空写真で見ると左右均等な配置がよくわかる

お城と中庭を囲むお堀が特徴的な構造。

無料で配布されていたパンフレット

パンフレットはドイツ語のみで、読むことは困難…海外旅行客向けというよりは、あくまでドイツ人向けの観光スポットなのかな。

一番最初のお城全体の写真は、パンフレットの写真の手前側からお城を見ています。

お堀の周りを歩いて入り口に向かう

お堀なのでもちろん橋が架かっていて、それも情趣ある景色を作っています。

緑あふれる散歩道

お堀の周りは長いお散歩道になっていて、散策を楽しめます。もし近くに住んでいたら公園感覚で毎日来たくなります。

ここだけエジプト

なぜだかスフィンクスの石像がありました。中世の貴族はオリエンタルな趣味があったのだろうか…?

小さな階段

途中、お堀沿いに小さな階段があったので何かと思ったら、鴨などの鳥用みたいです。さすが(?)ドイツと感動しました(笑)

人を恐れないグースたち

日本にもよくいるカモや白鳥だけでなく、ドイツには普通の公園にも大きなグースがいます。普通に歩道をあるいたりしているので結構怖い(汗)

入り口の柱

入り口の柱にはなにやら立派な大理石の彫刻が。彫刻は建造後も追加されたりしているようで、これはきれいに残っているのでオリジナルかどうかはわかりません。

ベルサイユ宮殿?

ベルサイユ宮殿と呼ばれる所縁となるコの字形の内側。噴水を丸く縁取る芝生は見事に整えられています。

大きな時計

チャーチがある側の壁には大時計が。すべてにわたり細かく造形がされているので、見上げてもたくさんの見所があります。

日時計

反対側の壁には日時計がありました。当たり前ですが、その正確さに驚きました。

ドラゴンの鉄製外灯

すべてにかけて調度品のような彫刻がされているのが、ヨーロッパをならではの感じです。今は電球が入っているようだけど昔は火をくべていたのかな。

チャーチ

左側にはチャーチがあり、城内の案内ツアーを開催していました。お城の中は撮影禁止でしたが、築城当時からそのまま残る階段や豪華な室内、またバルコニーから庭を一望できるので、ぜひ参加してみてください。

ツアーはドイツ語のみですが、うろうろついていくだけで楽しめます。もちろん意味を理解できたら数段楽しいのだろうけど。先着順のようで、この扉の前で人が集まっていたら、それに加わって待っていると参加できる感じかな。

お城の玄関扉

このお城は現在、一部が大学として使われていて、当時のままの姿を残す豪華絢爛な部屋もあれば、改装が入ってオフィス家具が並ぶ部屋もあります。多分お城の大半(?)は大学になっているようで、すべてを当時のまま見られないのは観光客としては残念なような気もするけれど、お城を残していくため、良いことですよね。

公園となっている広大な庭

お城内部のバルコニーからなら、こんな景色が撮影できます。内部は撮影不可ですが、外に向けてなら撮影可能です。

170ヘクタールある公園。ナスカの地上絵のような庭園がちょっとオリエンタル。

また、このノルドキルヒェン城はウェディングの挙式も行えるようで、この日は2組の花嫁&花婿姿を見かけました。個人的に撮影している人たちもいて、絶好の写真スポットでもあるようです。

屋外カフェ

玄関の前には屋台カフェが出ていて、セルフで飲み物を買って椅子に座って飲めました。ちなみにトイレも無料であります。

300年前の石像

これは建造時からある貴重な石像だそうで、大理石なので風化して原型が崩れているのが、歴史を感じさせます。

カラスは目がまんまる

最後にドイツのカラス。日本のカラスよりも小柄で、まんまるお目々がかわいい。

観光案内(英語だけど簡単なページなのでGoogleページ翻訳で読める)
オフィシャルサイト(ドイツ語)

十分に見応えがあるお城なのだけど、多分ここは日本人観光客にとってはどうやってアクセスするのか?問題があるのだろう。私は車で向かいましたが公共交通機関でのアクセス方法は観光案内にも見当たらないし詳しくわかりません…