ドイツに来て思うのは、つくづく日本の魚料理は美味しかったんだなと言うこと。もちろん、ドイツは北の海に面しているから、デンマークなどの北欧の国々と同じように、サーモンやエビなどの魚介類の料理はあるし、郷土料理としてドイツ人もよく食べるようです。日本の寿司も、スーパーで売ってるし、気軽に食べられます。
ドイツでは、何度か魚料理を食べました。だけども、どうしても魚料理が生臭く感じます。例えばサーモンは、日本の焼き鮭というよりは、鮭ハラミのように脂がたっぷりで、身も厚いから、焼いてあるサーモンを食べても両面しっかり脂を落とした焼き方はしていなくて、生臭いのです。以前レストランでサーモンがメニューにあったので、楽しみにして注文したのに、食べてみたらものすごく脂っぽく生臭くてがっかりしました。
じゃあ寿司は?と言うと、スーパーで買ったものでも、結構普通に美味しい。ネタがものすごくちっちゃかったり、シャリがぱさついてたりするけれど、酢飯のおかげか生臭さは感じずに食べられます。けど、値段が高い。日本の寿司セットパックと同じくらいだけど、ドイツのスーパーに並ぶものと比べると高級な価格帯です。それに寿司ってご飯物であって、魚料理ではないから、がっつり魚を食べている感じはあんまりしないのです。
ハンブルクなどドイツの北の方で食べる、フィッシュフライはとても美味しい!白身魚で身がふわふわしていて、衣はさくさく。生臭さはまったくありません。けどこれはレストランやバーガー屋さんに限ったことなので、内地の方のスーパーでは買えません。
そんなこんなでなかなか魚を食べる機会がなかったのですが、冷凍食品の魚料理をドイツ人のおすすめで食べたら、とても美味しかったのでおすすめです!
Schlemmer-Filet(白身魚のオーブン焼き)
ドイツの定番スーパー「Aldi」で買ったこちらは、Golden Seafoodと言うブランドのもの。
ドイツ式に書くと、Schlemmer-Fileまたは、Schlemmerfileと書きます。
以前食べたものは、「iglo」と言うブランドのものだったけど、Aldiには無かった。Aldiは低価格帯のスーパーだからかな。と思ったら、Aldiのウェブサイトにはあるから見つけられなかっただけかも。igloは約3€で、今回のものは約2€でした。igloは少し高いけど、その分美味しい!とドイツの方は言っていた。
白い紙皿の中に入っています。そのまま料理が出来る。紙製だから、そのまま焼いて大丈夫かと最初は思ったけど、大丈夫です。
魚の切り身は生でした。この大きさで一枚同じ魚だから、かなり大きい魚のようです。
調理方法は、オーブンか電子レンジを使います。オーブンの場合は、220℃で45分焼く。電子レンジの場合は、22分温めます。
すこしでも生臭さが残ってほしくないので、カリッと焼き上がるオーブンで調理しました。ソースがふつふつとしてきて、周りに少し焦げ目が付いてきたら食べごろです。
パッケージに何人前かは書いていないのですが、半分で一人前くらい。一人で1パック全部食べれないことはないけど、ソースがクリームだから結構くどくなりそう。
付け合せには、パンよりバスマティライスがおすすめです。日本の白米よりもパサパサしているから、魚に載っているフィリングに絡めて食べるととっても美味しいです。
味の種類はたくさんあって、今回はブロッコーリークリームソースにしたけど、ベーシックなClassicの方が美味しいかも。Classicにはサクサクしたクリスピー生地が載っていて、生臭さをより消してくれる気がします。