私は現在、ドイツのノルトライン=ウェストファーレン州に住んでいます。と言われてもほとんどの人にはピンとこないと思うので位置で言うと・・・ドイツの北西、地図でいうと左上の方、デンマークやイギリス、オランダが近いあたりです(適当ですみません・・・)

コロナ禍のドイツは、日本とは比べ物にならないほど規制が厳しいです。昨年の11月から始まったロックダウンは、一部のお店が予約制でオープンできるようになったものの、依然、自由に何でもできる生活は始まりません。

ニュースペーパーのように正確な情報をお届けできるわけではないですが、自分の整理も兼ねてブログに記して行こうと思います。

2021年4月のドイツのコロナ状況

※ドイツは州ごとの規制があり、他の地域とは状況が異なります。

今は2021年4月中旬です。現在、美術館や動物園などの公共施設、服飾雑貨店などのお店は、予約制で訪れることができます。

予約できるなら全然大丈夫じゃん、と思うかもしれませんが・・・動物園などの人気施設は数日前には予約が必要。服飾雑貨店などは前日でも予約できますが、それでもその日のスケジュールを立てて買い物に行かないといけない、つまり「ウインドウショッピング」ができないんです。

服屋・雑貨店で買い物はできる?

予約制である以上時間枠があるので、滞在できる時間が限られています。Actionと言う、日本の100円ショップ(100円均一ではないけど)のように何でも売っている雑貨店があるのですが、予約枠はなんと15分!買うものを予め決めて、買い物は迅速に行わなければいけません!

今回ドイツでロックダウンを経験してみて、買い物の醍醐味は、色々見て回ったり、悩む時間にあったのだと知りました。

家具とか家電とかなら予めネットで調べることができるけど、服や小物はネットショップに全て乗っているわけじゃないし、そもそもオンラインショップがない場合もある(ダイソーのオンラインショップってないよね・・・)

動物園や博物館に遊びに行ける?

動物園や博物館などの公共施設は、11月のロックダウン後、早いうちに政府が規制を解除しました。ただし、予約は必須。

私も実際、4月上旬に博物館に行きました。隣の動物園は人気だったけど、博物館は人は思ったより少なかった。時間制限はなくて、ゆったりと見ることができたけど、コロナのために入れない部屋があったりして、あれ、もう展示これだけかーと思いました。観覧料は通常時と同じだから、ちょっと損した感じ。特に目玉のプラネタリウムが開いていないのは悲しかったです。

現在、コロナ感染者数が増加しているドイツ。一旦ゆるんだ規制ですが、また厳しくなりそうな予感が、国民にはしているようです。私の住んでいる都市の動物園は、4月19日以降は、コロナテスト陰性の証明が必要になります。

レストランやバー、映画館には行けない

レストランやバー、映画館は全て閉鎖中。もちろん、レストランはテイクアウェイ(持ち帰り)はできます。宅配もしている。映画館に行けないのは、はっきり言って謎です。だって、動物園でのたくさんの人をみたり、スーパーでは接触があるし、人数制限さえすれば、危険性はそんなに高くないと思のだけど・・・。もともと、日本の都市の映画館のように上演するたび満員なわけではないし。とにかくドイツのコロナ感染対策は、密室を嫌うようです。鬼滅の刃で満員御礼とか、ドイツ人には卒倒ものかも。

散歩と公園には行き放題だよ

ドイツの街を見ていると、日本よりも散歩している人が多いなーと感じます。犬天国と言われるドイツなので、犬の散歩をしている人が多いのもありますが、普段着でブラブラ歩いている人たちがいます。公園に行くと、男性2人だったり、1人だったり、おしゃれをしたインスタグラマーだったり・・・老若男女とにかく歩いています。

という私も散歩三昧。家の近所や、近くの森にいったり、てくてく歩いています。

公園内の施設は、日本と同じように、コロナ初期に遊具が使用禁止になったりしました。でも現在は使用禁止のテープは見当たらず、一見通常時と同じ。ただドイツはまだ寒いので、遊具で遊んでいる子供たちをいつも見かけるわけではありません。ドイツの4月は、天候が激しくて、雨の日も多いので、それも関係しています。

ただお天気の日には、コロナを忘れるほど、みんな芝生に寝転がったり、しています。人数制限の規制があるはずだけど、それ以上の人数でピクニックしていたり・・・警察官も見かけません。これは州によるので、ハンブルクでは道端で友達とハグしただけで罰金・・・だとかの話をウェブニュースで見かけたりします。

語学学校は閉鎖中

これが一番私には辛いです。小学校や大学、通常の学校は規制解除されてみんな通学していますが、外国人向けの語学学校の閉鎖は続いています。11月から5月の、約半年!これからもっと伸びるでしょう。

オンラインスクールも考えたけど、費用がとても高い。来月には再開するだろうから待っていよう、あれまた延期か、でも来月には・・・と待っているうちに、半年も経ってしまいました・・・。ロックダウンの辛いところはこれですね。政府も半月単位で次の予定を話すから、誰にも先のスケジュールが立てられない。

今頃には、全てのコースを修了していて、ある程度ドイツ語が話せるようになっていて、仕事を探し初めている予定だったけど、全ての予定はまっさらのまま。

習い事はできるの?

ドイツに来たら、ヨガに行ったりスポーツや習い事をしたいと思っていたのですが、現在それらはコロナのため閉鎖中。スポーツジムはもちろん、室内で行われる教室も禁止です。ただ、これは不思議なのですが、サッカーをしている人たちを見かけます。サッカーだから、もちろん5人以上。外だからOKなのかな。

ドイツ人はわりと普通に暮らしているようにみえる

これは日本人の私から見たら、ですが・・・。私から見る限り、外で散歩したりサッカーをしたり、公園でビールを飲んだり。ドイツ人から悲壮感は感じないです。本当は鬱憤が溜まっているのかもしれないけど、もともとサイクリングやキャンピングカーでの旅行や、人やモノに依存しないで楽しめるものがあるからなのかな・・・と思っています。仕事や学校は閉鎖されていないし、飲食店には十分な補填もあるようだし。

外国人の私は、特に日本の自由な状況を知っているので、とても窮屈に感じるけれど、ドイツなりにゆっくりコロナの状況を切り抜けようとしているのでしょうか。